関連規格
| 機関名 | 規格番号 | 内容 |
| 国際電気標準会議(IEC) | IEC63086-2-1 | 集じん性能 |
| 日本電機工業会(JEMA) | JEM1467 附属書B | 脱臭性能 |
| 日本電機工業会(JEMA) | JEM1467 附属書C | 集じん性能 |
| 米国家電製品協会(AHAM) | AHAM AC-1 | 集じん性能 |
| 中国(国家規格) | GB/T 18801 | 除去性能(粒子状物質) |

空気清浄機は室内空気汚染対策として有効であり、今後も健康志向の高まりや環境問題の意識の高まりと共に、さらに普及が進むと考えられています。
解説
国際電気標準会議(IEC)は空気清浄機の集じん性能に関する国際試験規格を制定し、IEC 63086-2-1として2024年1月に発行された。
対象粒子としてはPollen, Dust, Smoke/Salt, Saltの4種類あり、それぞれについて除去性能を求めることになっている。性能指標としては、CADR(Clean Air Delivery Rate)が採用されている。
試験は気積30m3(約8畳相当)のチャンバーを用いて行うことになっており、本チャンバーサイズが世界標準となっている。当研究所では、30m3チャンバーを2室完備しており、多検体の試験にも対応している。
CADR
CADRは、空気清浄機が単位時間あたりに送り出せる対象汚染物質を含まない清浄空気量を示すものであり、もともと日本では相当換気量と呼ばれていたものである。同値が大きいほど除去性能が高いことを意味する。
試験粒子について
評価対象となる粒子は下表の4種類に分類される。
| Ultrafine | Fine | Medium | Coarse | |
| 測定粒子径[µm] | CPCで総個数をカウント | 0.1~1 又は、0.3~1 |
0.5~3 | 5~10 |
| 試験粒子 | Salt | Smoke/Salt | Dust | Pollen |
| 初期濃度[個/cm3] | 80000~120000 | 24000~35000 | 200~400 | 4~9 |
実績
家電メーカー、空気清浄機メーカー、空調機器メーカー
関連情報
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