解説
日本規格協会(JIS)による試験規格JIS B 9908:2019は、換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん機の性能試験方法が規定されたものである。
当研究所はJACA(日本空気清浄協会)の試験所として、数多くのフィルタ試験を行っています。
| 規格番号 | 内容 |
| JIS B 9908-1 | 粒子状物質(PM)のクラス分類 |
| JIS B 9908-2 | 粒径別捕集率及び圧力損失の測定方法 |
| JIS B 9908-3 | 試験粉じん負荷に対する質量法捕集率及び圧力損失の試験 |
| JIS B 9908-4 | 換気用エアフィルタユニットの除電処理の試験方法 |
| JIS B 9908-5 | 換気用電気集じん器の性能試験方法 |
粒子状物質捕集率(J-ePMX)
0.3 μm~X μmの光学直径を持つ粒子に対するフィルタユニットの捕集率
粒子状物質捕集率(J-ePMX)によるクラス分類
JISによる試験の流れ
①圧力損失を測定(JIS B 9908-2)
②粉じん無負荷・除電未処理状態での初期粒径別捕集率を測定(JIS B 9908-2)
③除電(JIS B 9908-4)
④除電後のフィルタユニットの粒径別捕集率を測定(JIS B 9908-2)
⑤J-ePMXを計算する。(JIS B 9908-1)
⑥初期質量法捕集率を測定するために負荷粉じんをフィルタユニットに負荷する。(JIS B 9908-3)
実績
フィルタメーカー、繊維メーカー、自動車メーカーなど
関連情報