フィルタ試験

HEPA,ULPA

関連規格

機関名 規格番号 内容
日本規格協会(JIS) JIS B 9927 粒子捕集率※1
日本規格協会(JIS) JIS B 9908 粒子捕集率※2
日本電機工業会(JEMA) JEM 1467 附属書A 空気清浄機のフィルタ性能

※1:粒子除去用高性能フィルタ(EPA、HEPA及びフィルタのろ材の評価)
※2:換気用エアフィルタユニット・換気用電気集じん機の性能評価

圧力損失試験装置

各種エアフィルタは、空気中の微細な粒子を効果的に除去するため、現代において健康や快適な生活環境を守る上で不可欠なものであり、様々な場面で使用されています。

当研究所はJACA(日本空気清浄協会)の試験所として、数多くのフィルタ試験を行っています。

解説

当研究所では、JIS B 9927:2022に基づく試験装置を完備しており、同規格を参考にした試験に対応しています。

MPPS(最大透過粒径)に対する総合捕集率と局所捕集率の両方を組み合わせてクラス分けをすることができます。

HEPA、ULPA試験装置

MPPSとは

最も透過しやすい(捕集しにくい)粒子径のことをMost Penetrating Particle Size(MPPS)と呼びます。

除電について

除電処理キャビネットにIPA(イソプロピルアルコール)を注入し、IPA 蒸気で飽和させます。規定された手順に従ってフィルタユニット試験体を飽和IPA 蒸気に24 時間暴露させ除電処理を行います。

試験結果の一例

実績

国内外のフィルタメーカー、家電メーカー、空調機器メーカー、繊維メーカー、医療機器メーカーなど

関連情報

  • フィルタろ材試験:MPPS(最大透過粒径)が出ていないフィルタの場合、測定をすることが可能です。
      ⇒5枚のろ材(サイズ:φ113 mm)をご準備ください。
  • 0.3 / 0.15μmの捕集率が99.97%:JIS Z 8122:2000での2024年9月の用語改定前のHEPA、ULPA規格の捕集率試験にも対応可能です。
  • 空気清浄機のフィルタの性能評価:空気清浄機のフィルタがHEPAかどうかを判断するのに、JEM1467 附属書Aにて、空気清浄機の最大風量で粒子捕集率を測定する方法も可能です。
  • JIS B 9927
  • JIS B 9908

 

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