フィルタ試験

ガス除去フィルタ

関連規格

機関名 規格番号 内容
日本規格協会(JIS) JIS B 9901-1 除去率、除去容量試験(ガス除去材)
日本規格協会(JIS) JIS B 9901-2 除去率、除去容量試験(ガス除去フィルタ)
ガス除去試験装置

ガス除去フィルタは、空気中の有害なガスや臭気成分を吸着・分解し、様々なフェーズでの空気浄化に利用されています。

当研究所はJACAのフィルタ試験所になっております。

解説

当研究所はJIS B 9901 の試験規格に基づく試験設備を完備しており、試験規格に基づいたガス除去フィルタの性能評価を行うことができます。

JIS B 9901-1

ガス除去フィルタを構成する吸着材などの“ガス除去材”のガス除去性能の評価方法を規定したものであり、形状としては、 グラニュール状、ペレット状、織布、不織布、発泡状、ハニカム状、コルゲート状など対象となります。検体が比較的小さいため、試験ガスの使用量を抑えることができ、結果として試験コストを抑えることができます。

JIS B 9901-2

“実大試験法”の位置づけであり、30 cm 角~61 cm 角の大型の試験ダクトを用いて、ガス除去フィルタのガス除去性能を評 価します。製品そのものの性能を直接測定できるメリットがありますが、大型の設備を使用することと試験ガスの使用量も増大するため、比較的試験コストが高額になります。

初期除去率と除去容量

初期除去率はフィルタを通過する前後のガス濃度から算出される性能指標です。除去容量は、ある性能低下閾値までに処理できるガス量を示し、フィルタの耐久性能を表します。

対象物質例

アンモニア、トルエン、硫化水素、二酸化硫黄など、様々なガス種に対応可能です。お気軽にご相談ください。

試験装置の概要図
試験装置の概要図
ガス除去試験装置の一例
ガス除去試験装置の一例
ガス除去材(活性炭)のアセトアルデヒド除去試験の一例
ガス除去材(活性炭)のアセトアルデヒド除去試験の一例

実績

国内外の家電メーカー、空調機器メーカー、活性炭メーカー、重工業メーカーなど

関連情報

 

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